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さいたま芸術劇場内「ビストロやま」にて、ランチコンサート

 
7月4日は近所のフレンチレストランでの、ランチタイムコンサート。

以前は浦和の駅近くにあった老舗「ビストロやま」が、与野本町にあるさいたま芸術劇場内に移りすでに3年以上経ちました。

山田オーナーシェフのこだわりは、「安全・安心・地産地消 すべて手作り」

いつも演奏後に振舞っていただくお料理は素材を生かした優しいお味で、私達もいつも堪能させていただいています。

ここでお食事にいらしたお客様を対象に、マリンバを演奏します。

ミュージックチャージはありません。 お食事いただければ、演奏を聴けます。

お近くの方いらっしゃいましたら、是非いらして下さいませ。

●7月4日(日) ビストロやま ランチタイム マリンバ コンサート
ランチタイム、演奏12:00〜

アンサンブル・マレット (マリンバ・デュオバージョン) 

那須律子/方波見智子 

要予約 048−854−1170 

 ビストロやま(彩の国さいたま芸術劇場内)
http://yamapepe.seesaa.net/article/124033328.html

 


 

| - | 01:42 | comments(0) | trackbacks(0) |

マリンバのルーツ〜アフリカ編 コンサートを終えて

 6月25日に渋谷のライブハウスでマリンバを演奏しました。
大学時代の先輩お二人との久々の共演でした。

(詳細はこちらにあります。 http://studio-bami.com/

アフリカをテーマに、曲を集め、2部では親指ピアノ奏者のサカキ マンゴーさんをゲストにお迎えしました。

マリンバのルーツはアフリカ・・・、といった話は以前から知っていたし、大学h時代に今回共演した北澤恵美子さんと村松友里愛さんのおかげで、アフリカの音楽にふれる機会がありました。

でも、あまり深く追求したことは今までありませんでした。

ゲストのマンゴーさんの説明で、マリンバも親指ピアノも、”マ リンバ”とか”ム(ン)ビラ”といったように、同じように呼ばれているらしいことを知りました。

現地でもだんだんオリジナルの楽器を演奏する人が減っているそうで、その原因としてテレビなどいろいろな暇つぶしになるモノや事が増えて、ひとり静かに音楽を演奏して楽しむような時間がなくなったからだそうです。
 
これってどこの国でも同じですね。
外国がその国の伝統を素晴らしいと価値を認めるのに対して、その文化を培ってきた国の人々は新しい文化にどんどん傾倒して、独自の文化を捨ててしまう。

なんだか残念な気がしました。
現代の流れは、常に新しく、常に前進あるのみ、無駄をなくせといった傾向が強く、人間の喜びや楽しむことの本質を奪い取っている気がしてなりません。

アフリカの音楽に関わって、リズムが重なり合う難しさと面白さを堪能しました。
同じ曲でも3拍子なのか4拍子なのか、3連符としてとるのか、付点としてとるのか。
そしてず〜〜〜〜っと続けることで生まれるグルーブ感。

もっともっと奥の深いところまで、グルーブを感じられるくらいまで、突き詰めてみたいと思いました。

いろいろな国のいろいろな音楽。
生活にとっても密接で、人間だからこそ作り出せる音楽。

音楽を続けてきて、よかったな〜〜、と実感しました。


| 雑感 | 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

ゆめかなの教室で・・・1

 私が音楽を指導する際に一番大事に思うのは、「音を聴いて、楽しめる」ということ。


音を感じられる(耳が聞こえない方でも、体で音を感じるそうです)、だからこそ楽しめるのだと思います。


マリンバや太鼓でも、もの凄くテクニックがあって凄い速さで一つも間違えずに演奏できると「素晴らしい!」と思われがちですが、後で思い返してみると”音楽が心に残る”というよりは、”見た目”が印象に残っていて愕然とします。


音楽教室では、専門家を育てるのではなく、音楽が好きになってもらうお手伝いがしたいと思いました。
幸い打楽器は他の楽器に比べると、音を出すのが簡単です。
音符が読めるようになる前でも、楽しむことが出来ます。
生徒さんによって、音譜を読むことがはじめから楽に出来る人もいれば、とても苦手な人もいます。
また、音譜を読むのは得意なのに音を聴くのは苦手だったり、音は聴けるけれど音符を読もうとするとうまくいかなかったり・・・。


本当に一人一人が違うので、その人にあった進み方をしないと、音楽を楽しむ前に苦痛を感じて、下手をすれば「音楽が大嫌い]ということにもなりかねません。


今までにも、もともと音楽が好きだったのに、学校や音楽教室で嫌いになってしまったという話を聞くことがありました。


 私は今まで、どちらかというと自分が演奏することを優先してきました。


時々習いに来てくれる生徒さんもいたけれど、本格的にマリンバを習って音大に進んだり、吹奏楽でパーカッションをやっているやる気満々の生徒さん、近年では出身大学で1年間臨時で、音大生を指導するような経験をしてきました。


昨年「ゆめかな音楽教室」を始めるに当たって、自分は何を教えられるのかな~?、と自問しました。
果たして自分が、音楽を初めてスタートする生徒さんを指導できるのかな〜〜?とか、私の専門であるマリンバや打楽器だけを教えよう、とか・・・。


でも実際に始めてみると、ご近所のお子さんが来てくれて、最年少はなんと2歳児だったり、マリンバではなくてピアノを教えて欲しいとか、「う〜〜ん、どうしたものか?」と毎回迷いつつ試行錯誤の連続です。


ピアノで習いたい人には初めに、次のようにお伝えしています。


「私はピアノのプロでは無いので、初心者にしか教えられないですよ。だから上手になって私の手に負えなくなったら、ピアノ専門の先生を御紹介します。それでよかったら、どうぞいらしてくださいね。」


マリンバや太鼓を習いたい人には音大受験まででも指導できますが、実際にはそこまで進むのは
なかなかありません。


だからマリンバやりながら、必要だったりやってみたければ、ピアノも使ってみたり、ピアノで習っていても、時にはマリンバや太鼓も使ってしまいます。


楽譜が読めなくっても、即興演奏と言うと難解な感じがしますが、要は自由に音を出すことから始めます。


クラシックをずっと続けてきた私ですが、打楽器を勉強したことも手伝って、民俗音楽や現代音楽も経験するチャンスが沢山ありました。
そして10年以上前に友人に誘われて即興演奏でライブ活動を始めたことで、楽譜と無縁でも音楽を楽しめることができると身を持って実感しました。

この即興の経験が無かったら、今の考えには至らなかったと思います。


そんな訳で、ゆめかなのレッスンでは、レッスンの最後に即興演奏をします。
これがかなり面白くて、子供達は自分で題を考えてくれ、演奏した後にどんな様子を音で表現したか
語ってくれます。


そして、この即興こそ、音を聴いているからこそ出来ることなんです!!


つづく
| 教室について | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) |

楽器と私・・・音を考える

先日いろいろ考えさせられた出来事があった。

私のような打楽器奏者はいつも、物を素手やバチの類で叩いて音を出す、かなり暴力的な行為を用いて音を出す。

叩く相手は、太鼓のような皮を張ったもの(最近は本当の皮を張っていないものも沢山あるが)、木で出来たもの、金属で出来たもの、そして近年作られたプラスチック製のもの。

番外編としては、ボディーパーカッションのように自分(たまに他人)の身体や、ガラス製のボトルやら、貝、石、紙など、叩いたり擦ったり振ったりして音が出るものはすべてパーカッションの楽器として扱う、なんでも屋さんだ。

クラシックの打楽器奏者でも、けっこういろいろなことを要求される。


私が経験した例では、

あわせシンバルを普通に叩いた後、床に落して音を出す。(シンバルはオーケストラで一番ぼろい物を使ったが、裏返ってオチョコ状態になり、終わったから直した)

あわせシンバルでドラを挟んで、両側から打つ。

普通によく出てくるのは、シンバルやドラのような金属の楽器を、叩きながら水に出し入れして音を変化させる。


師匠であり世界的マリンバ奏者である安倍圭子先生は、以前作曲家の方に、曲の終わりに(最初では成り立たないか)鍵盤を金槌で叩き割ってくれと言われて、お断りしたそうだ。

打楽器やっていたら、太鼓のヘッド(皮の部分)はメチャクチャしなくても、使用とともに劣化してボコボコになったり、時には破けたりする。

木製の木魚やウッドブロックなんて、打ち所悪けりゃ(というか叩き方)一発でヒビが入って使いものにならなくなる。コンともポコともいわなけりゃ、ただの置物だ。

学生の頃、打楽器アンサンブルの曲で「キハーダ」という楽器を使うため楽器屋さんからわざわざ取り寄せて、手にして試しに叩いた一撃で骨が砕けてお釈迦になった。(先輩が担当だった)

※キハーダは動物(馬だったような…)の顎の骨の部分で、叩くと歯がカタカタ振動する音が面白い楽器。ビブラスラップ(与作で出てくる、「ッカァ~~~~」って音)という楽器の原型。


ついでにマリンバ弾きは思い余って強打したために鍵盤割って、数万円の痛い出費に泣かされた経験が一度や二度はあるのではないか?(私はあります、若い頃にね)

だからどうしたら破壊せずに破壊的な「叩く」という行為を行うか、経験から学んでいる(と思う)。

ロックスターは舞台上でギターを破壊したり燃やしたり、そんなこともしてきた。

私には故意に楽器を破壊することは出来ない。


でも最近即興演奏をやっていて、時々考えてしまう。

パフォーマンスとしてどうしてもやりたくなったら「何でもアリ」なのか?

インパクトのある行為で、必要となれば「あり」?

わからない。

楽器の種類にもよるかもしれない。

もしも数千万円のヴァイオリンだったら、、、NO だよね。

数千円で買えるウッドブロックだったら、いいのかな?

でも、私には出来ない。同じ音のウッドブロックには二度とお会いできないかもしれないから。

買う時も音を聴いて選ぶ。

「買う」を「飼う」に変換してしまったけど、「飼う」って感覚に近いかも。

私にとって楽器は、生き物と同じ。

だから壊れたら、とっても悲しい。

叩いた時の音を聞けば、楽器が悲鳴を上げているのか、心地よく鳴り響いているのかがわかる。

無駄な力が加われば、もの凄い悲鳴をあげるし、それを無視すれば二度と元気な音を出してくれなくなる。

ピアノの内部奏法も、安心して聴いていられる時と、不安で不安でパフォーマンスに集中できない時がある。

きっと私にとって、ピアノは子どもの時から慣れ親しんだ楽器だから、なんだか他人とは思えないのかな。

どこまでが特殊奏法として認められ、どこまでが破壊行為と見なされるのか?

私にとっては、特殊奏法もアリだけど、楽器が二度と元の音が出せない再生不可能な状態になるような行為は、バツ!!

最近、そんなことを考えてしまう私でした。

| 雑感 | 15:19 | comments(0) | trackbacks(0) |

6/20・ワークショップ「音で遊ぼう!」を開催します

 ワークショップ「音で遊ぼう!」
音楽の一番大事な基本である、
「聴いて、音を創って、楽しむ」を育むワークショップです。
6月20日(日)
■ 開場13:00 /始まり13:30
15:00 終了 参加費:¥1,000
■家族割ひとり増える毎に+¥500
( 例:予約で親子二人で参加なら¥1,500)

ワークショップってなに?と問われたら、クリエイティブな時間を意識し、そのクリエイティブな時間を参加者全員で共有する、に尽きると思います。
私はいろんなところで開催されるワークショップに参加するのが好きです。私にクリエイティブな時間を教えてくれたのは、卓越したダンサーである野口雅子さんのワークショップでした。

インプロビゼーションダンス?初めて耳にする方も多いことでしょう。60年代にアメリカから広まったダンスで 日本語に直訳すると「即興で踊るダンス」。私たちの脳は日々生活の中で朝目覚めてから就寝もしくは夢の中でさえ数え切れない瞬時な選択をしています。偶発 的な出来事でさえ、これまでに得た知識と経験をもって即興でこなし、ある意味こういった瞬間が生活をより面白いものにしているのかもしれません。このワー クショップではダンスを通して判断力と創造性を豊かにし、人と人とのコミュニケーションを学んでゆきます。年齢を問わずダンスが始めての方にも参加いただ けるプログラムです。 (野口雅子)

自分の五感で感じるもの全てに意識を開き、身体で表現する。ただそれだけのことを掘り下げることで、豊かな時間を感じることが出来る。身体一つで誰でも参加出来るワークショップはすごかったです。



| ワークショップ | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |

即興演奏ってどうやるの

 尊敬する作曲家に野村誠さんがいる。 NHK教育テレビの「あいのてさん」を観ていた人だったら、赤のあいのてさん、と言えば分ると思う。
鍵盤ハーモニカの限りない可能性と面白さを私に教えてくれたのは野村さんだ。

野村誠の作曲日記
http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/

野村さんは作曲家なんだけれど、卓越した即興演奏家でもある。
即興演奏には楽譜がない。あたりまえか。始まったら誰にも止められません。座礁することもしばしばだけど、いろんな発見があるのも事実だ。

即興演奏に行き詰った時どうするか?やり方がわからなかったらどうするか?
野村さんはとりあえず自分なりの簡単なルールを作って演奏してみよう、と解いている。
そんなレシピが詰まった本がこれだ。

即興演奏ってどうやるの―CDで聴く!音楽療法のセッション・レシピ集







みんなで話し合い。右に写っているのが野村誠さん。すんげぇ面白い人です。


(やましん)
| スタジオ・マネージャーから | 01:50 | comments(0) | trackbacks(0) |

講師の紹介 1 〜小学生まで

講師の方波見(カタバミ)智子です。変わった名前ですが、よろしくお願いします。 子供のころ、歌ったり踊ったりするのが大好きでした。 生まれてから3歳まで奥多摩で、その後旧与野市、現在のさいたま市に移り育ちました。 母から聞いた話によれば、奥多摩にいた頃(つまり2〜3歳でしょうか?)から、盆踊りはまだ人が集まる前から音楽にあわせて踊りまくっていたと聞きました。 うたを歌うことも大好きで、小学生の時には合唱団に入っていました。 よく考えたら絵を描くのも好きだし、劇のようなことも好きだったですね。 6歳の時に始めたピアノは、とても素晴らしい先生に習わせてもらったけれど、練習嫌いで「辞めてもいいですよ」と先生に言われては、泣きながら続けました。 なんで続けたのかな〜? ただの負けず嫌いだったのかもしれません。 でもピアノが嫌いだったわけでもなく、コツコツ練習するのは苦手だったのかもしれません。 自分で曲を創ったり、課題に出された曲に物語をつけたり、自分なりに楽しんでいたように思います。 ピアノ教室の中では劣等性でも、素晴らしい先生のお陰でそれなりにバッハやモーツアルト、ベートーベンなど弾けるようになりました。 しかし他の生徒さんは音高や音大を目指す中、私は「趣味でやりま〜す」なんて言って、今考えると滅茶苦茶な生徒だったと思います。 転機は中学で、吹奏楽部に入ったことでした。 つづく
| カタバミより | 01:11 | comments(0) | trackbacks(0) |

大人と子供のための即興音楽ゲーム

 スタジオ・バミ/ゆめかな音楽教室で毎月開催しているワークショップについては書いた。ワークショップを開催するにあたり、私たちにすごく影響をあたえた本がある。

おとなと子どものための即興音楽ゲーム
リリ フリーデマン (著), 山田衛子 (翻訳) (音楽の友社)






2007年、9/1〜2にかけて、翻訳者である山田衛子さんのワークショップがあり、私は参加した。
会場になった荒川区生涯学習センターは廃校になった小学校を再利用した建物だ。ほぼ27年ぶりに三河島駅に降りる。あまり変わっていないな。表通りから一 歩入ったケモノ道のような商店街の中に学習センターはあった。土地柄かハングル系の居酒屋&家庭料理屋が多い。値段を見ると安い。大久保界隈の二割ぐらい 安いのではないか? 小さな喫茶店を見つけて入ろうとしたら、爺ちゃん婆ちゃんで満員だった。

ワークは楽しかった。
膝を叩きながら“象”になったり、楽器の特殊奏法を擬音で言ったり、擬音を楽器で演奏してそれを当てるクイズをやったり、新聞紙使っていろんな音 出したり、水滴の落ちる音をまねたりしたり、ミニゲームをいろいろやったのです。でも象さんは40分もやっていたわけだからミニゲームとは言えないか。そ してメインイベントと言っては申し訳ないが、二日目の最後に「渡り鳥」というタイトルの四行詩を二つのグループに分かれて演奏した。

大雑把な説明を御容赦、さて私自身としてはルールを守ることが全くダメな自分と久しぶりに対面する。四行詩の解釈に至っては全く違った世界をイメージしていた。子供の頃と全く変わっていない。三つ子の魂百までもだ。学校から脱落したのも頷ける。

で、この四行詩なんだけれど、私は音楽というよりもダンスをずっとイメージしていた。なんてことを考えながらウクレレをかき鳴らしていた。

亡くなったギタリスト、デレク・ベイリーが書いた「インプロビゼーション」(工作舎)という本がある。その中で現代音楽でのインプロビゼーション という項目でクラリネット奏者、アンソニー・ペイとの対談があり、シュトックハウゼンが楽譜ではなくテキスト(言葉)で作曲した「七つの日より」を演奏し た時のことを詳細に語っている。すごく面白い内容なんだけれど、俺には具体的に理解出来なかった、といういわくつきの対談である、でも、この日のワークで その辺りのことが少し理解出来たように思った。

言葉は奥が深いと思う。
平易な言葉でも、受け取り方でイメージがすごく広がる。
このあたりから年齢差の関係ない、子供から大人まで参加できるコラボレーションの可能性は広がるんじゃないかと思った。

(やましん)
| ワークショップ | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) |